診療方針 Policy
診療方針
Policy
良質な自費診療と
充実した診療体制で
ずっと、もっとお口を健康に
近年、歯科医療は大きく様変わりしてきました。
審美と機能を両立させ、そこに永続性をともなわせることが、より質の高い医療であると考えています。
しかし、ベーシックな歯科治療と先進的な歯科治療との発展の違いは、歯科医師から見ても明らかなものに感じます。
皆さまも、さまざまな歯科医院のホームページをご覧になったことがあるのではないでしょうか。CTやマイクロスコープなどの先進機器は、なくてはならないものになっています。その一方で、これらの機器を主に使用するのは、私たちの収益の一部にすぎない自費診療の場なのです。
この限られた機会に良質な結果を出せるように、保険診療においてもできる限り自費診療に準じた治療を行ないたいと考えています。
治療の精密さは、目に見える形ではお見せすることができないかもしれません。また、予約制にもかかわらず、長い時間をお待たせしてしまう場合があることも承知しています。
しかし、このために多くの時間を割いていることをご理解いただければと願っています。
皆さまに納得して診療を受けていただけるよう、トリートメントコーディネーターが丁寧に説明いたします。
私は卒後、嚥下障害を専門にしていました。人は、食べることの喜びをずっと持ち続けています。すべての患者さまと一生お付き合いできるわけではありませんが、「噛める」「話せる」「笑える」といったことがいくつになってもできるよう、これからの30年、ともにお口の健康づくりを目指していきましょう。
当院の6つの特長
Feature専門性と質を追求した総合歯科治療
歯科治療は虫歯や歯周病のような一般診療だけでなく、小児歯科、口腔外科、それにインプラント治療や審美的治療など多岐にわたっています。それぞれの分野について深い知識や技術、経験をもつことは大切ですが、そのうえで包括的に症状を分析して適切な治療計画を立てられる応用力も求められます。私たちは、あらゆる分野の専門性を高めるとともに、良質な治療を実施できるように新しい情報をスタッフ間で共有しています。総合的な歯科治療で症状の改善を目指し、再発などのリスクを抑えながら治療を進めてまいります。また、患者さまのお悩みにも耳を傾け、できる限りカウンセリングの内容を反映させた治療方針を組み立てます。
マイクロスコープ、CTをはじめとした先進設備
虫歯や歯周病を治療したとしても、再発してしまうと再び歯を削るなどの処置をしなければなりません。再発のリスクは普段の歯磨きの質なども影響しますが、実は治療そのものの精度も関係します。もし、細菌に感染した組織が残っていると、再発のリスクが高くなります。これは根管治療も同様で、神経をしっかり取り除くなどしなければなりません。こうした治療の質を高めるために、マイクロスコープやCTといった新しい設備を導入しています。CTを使った精密な検査によって的確な治療計画を作成し、治療時もマイクロスコープを活用して汚染された組織を見逃さずに除去します。こうした装置はインプラント治療なども含めて、幅広く使用されています。
デジタルを活用した歯科治療技術
あらゆる業界においてデジタル技術が普及していますが、歯科医療の分野も例外ではありません。デジタル技術を応用した治療についてみずほデンタルクリニックでも検討し、患者さまの治療に役立てています。
そのなかのひとつが、CAD/CAM技術を用いたデジタルインプレスシステムです。デジタル技工によって精密な補綴物を作製でき、治療の精度がより高まると考えられています。また、CTなどの先進的な設備で得られたデータをデジタル技術によって活用し、治療履歴やレントゲン写真などを容易に共有できるシステムを構築しています。デジタル化によって治療プロセスを改善し、治療期間の短縮などにも結びつけています。
プライバシーに配慮した半個室の診療室
院内の空間を設計するときに最も大切だと考えたのが、プライバシーへの配慮です。スタッフへの相談や健康に関する話をほかの患者さまに聞かれたくない、治療を受けるときはほかの人の視線が気になってしまうなど、環境によっては患者さまが大きなストレスを感じてしまいます。当院では半個室の診療室を設けており、治療中はほかの患者さまの視線などを気にせずに治療へ集中できます。快適な気持ちで治療を受けられるので、次回通院いただくときのモチベーションにもつながります。
すべての患者さまがお互いに気持ちよく過ごせるような環境作りとして、診療室の空間にこだわっています。
充実した滅菌体制
歯科医院での治療は、血液や唾液などが飛散しやすい環境です。そのため、常に感染対策を徹底する必要があります。感染病にはさまざまなものがありますが、B型肝炎やC型肝炎、それにエイズといった感染力の強いウイルスも存在するため、滅菌や消毒といった予防対策に力を入れています。
当院では対策を進めるにあたり、高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)やエチレンオキサイドガス(EOG)、それにハンドピース専用滅菌器といった設備を取り入れています。なかには処置に時間がかかるものもありますが、当院では時間をしっかりかけることにより、ほとんどの器材を滅菌できる体制を整えています。常に清潔な治療器具を使用するので、安心して治療をお受けください。
女性歯科医師の在籍
どの患者さまでも不安や心配を抱えずに通院できることを目指しています。当院では女性医師が在籍しており、女性の医師に診てもらいたいと考えている女性の患者さまやお子さまも、安心して治療を受けられます。
もちろん、男性医師でも同様に良質な治療をご提供しておりますが、女性と男性ではライフステージなどのお悩みに違いがあります。こうしたお話しを気兼ねなく伝えられ、お悩みに寄り添った治療ができます。また、審美に関するご相談も気軽にお話しいただけます。
治療経験も充分に積んでいる女性歯科医師が、女性特有のお悩みを包括的に考え、ともに解決に向けて治療を進めてまいります。
歯周病治療/歯周組織再生治療/外科的歯周治療にともなう一般的なリスク・副作用
- 内容によっては自費(保険適用外)となり、保険診療よりも高額になります。詳細は歯科医師にご確認ください。
- 歯周病の進行状況によりますが、歯垢や歯石の除去時に痛みを感じることがあります。
- 治療に対して患者さまが協力的でない場合は、改善に時間がかかり、治療期間・回数が増えることがあります。
- 歯周病の基本治療で改善しないときには、外科的歯周治療や歯周組織再生療法が必要になることがあります。その場合、歯肉を切開するため腫れや痛みをともなうことがあります。
- 治療後歯肉が下がることがあります。
- 治療によって歯肉が引き締まってくるため、被せ物と歯肉の段差とが目立つことがあります。
口腔外科治療にともなう一般的なリスク・副作用
- 症状や治療内容によっては保険を適用できますが、機能性や審美性を重視するため、基本的には自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
- 手術後、歯肉・顎などの炎症・疼痛・腫れ、組織治癒の遅延などが現れることがあります。
- 手術後、薬剤の服用により眠気、めまい、吐き気などの副作用が現れることがあります。
インプラント治療にともなう一般的なリスク・副作用
- 機能性や審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
- インプラントの埋入にともない、外科手術が必要となります。
- 高血圧症、心臓疾患、喘息、糖尿病、骨粗鬆症、腎臓や肝臓の機能障害などがある方は、治療を受けられないことがあります。
- 手術後、痛みや腫れが現れることがありますが、ほとんどの場合1週間ほどで治ります。
- 手術後、歯肉・舌・唇・頬の感覚が一時的に麻痺することがあります。また、顎・鼻腔・上顎洞(鼻腔の両側の空洞)の炎症、疼痛、組織治癒の遅延、顔面部の内出血が現れることがあります。
- 手術後、薬剤の服用により眠気、めまい、吐き気などの副作用が現れることがあります。
- 手術後、喫煙や飲酒をすると治療の妨げとなるので、1週間は控えてください。
- インプラントの耐用年数は、口腔内の環境(骨・歯肉の状態、噛み合わせ、歯磨きの技術、メンテナンスの受診頻度、喫煙の有無など)により異なります。
- 毎日の清掃が不十分だった場合、インプラント周囲炎(歯肉の腫れや骨吸収など)を引き起こすことがあります。
審美・セラミック治療にともなう一般的なリスク・副作用
- 審美治療としてセラミックによる治療を行なう場合、自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
- 事前に根管治療(神経の処置)やコア(土台)の処置が必要となることがあります。
- 治療では歯を削ることがあります。また、知覚過敏を発症することがあります。
- 抜髄(神経の処置)や抜歯が必要になることがあります。
- 抜歯や外科処置をともなう場合、出血や腫脹(しゅちょう)を生じることがあります。
- 治療で歯肉を移植する場合、二次的な出血・疼痛・腫脹(しゅちょう)が見られることがあります。
- 治療後、自発痛、咬合痛、冷温水痛を生じることがあります。
- 歯ぎしり・食いしばりなどの癖や噛み合わせによっては、補綴物が破損することがあります。
- セラミック製の補綴物は、金属製の補綴物よりも歯を削る量が多くなることがあります。
- 噛み合わせ・歯ぎしりの強い方は、セラミックの破損を防止するため、マウスピースをおすすめすることがあります。
根管治療にともなう一般的なリスク・副作用
- 治療内容によっては保険診療となりますが、機能性を重視する場合は自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
- 根管治療を行なうと、歯の構造が筒状になるため、歯が破折しやすくなります。
- 再度根管治療を行なうとさらに根管壁が薄くなり、より歯が破折しやすくなりますが、コア(土台)と被せ物を接着力に優れたセメントで接着し、歯・コア・被せ物を一体化させることで、破折のリスクを抑えられます。
- 再度根管治療を行なっても、予後が悪くなってしまうことがあります。このような場合は、外科的な治療で対応することがあります。
マイクロスコープの使用にともなう一般的なリスク・副作用
- 治療内容によっては保険診療となることもありますが、基本的には自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。詳細は歯科医師にご確認ください。
- 精密な治療を行なうための歯科用顕微鏡であり、焦点の合う範囲が狭いため、立体的な観察機器としては必ずしも適しません。治療内容によっては使用しない場合があります。
CTを用いた検査にともなう一般的なリスク・副作用
- コンピューターを駆使してデータ処理と画像の再構成を行ない、断層写真を得る機器となります。
- 治療内容によっては保険診療となることもありますが、基本的には自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。詳細は歯科医師にご確認ください。
- 検査中はできるだけ顎を動かさないようにする必要があります。
- 人体に影響しない程度(デジタルレントゲン撮影装置の1/10以下)の、ごくわずかな被ばくがあります。
- ペースメーカーを使われている方、体内に取り外せない金属類がある方、妊娠中または妊娠の可能性のある方は検査を受けられないことがあります。
CAD/CAMを用いた治療にともなう一般的なリスク・副作用
- ソフトウェアを利用して歯科修復物のCAD(コンピューター支援設計)またはCAM(コンピューター支援製造)に使用します。
- この機器を使用して行なう修復物の作製は自費診療(保険適用外)となることがあります。その場合は、保険診療よりも高額になります。
- 患者さまの症状によっては、この機器での治療を適用できないことがあります。
- お口の中にスキャナーが入るため、ごくまれに多少の不快感を覚えることがあります。
- 補綴物の作製・セットが1日で終わっても、その前後に診療が必要な場合があり、治療後も継続的なメンテナンスを受診いただくことになるので、通院が1回とは限りません。